北アルプス地域とは
日本のほぼ中央に位置し、標高の高い山々に囲まれた自然豊かな長野県。西には「北アルプス」と呼ばれる3,000m級の雄大な山々が連なっています。その北アルプスの麓に位置する大町市・池田町・松川村・白馬村・小谷村の5市町村を合わせて「北アルプス地域」と呼びます。
山と緑と豊富な水資源に囲まれ、冬にはたくさんの雪が降ることから、オールシーズン楽しめる世界有数の山岳観光地として国内外問わず人気があります。
北アルプス地域は「米どころ」で、米を中心に野菜や果物、そばなどが生産されています。自慢の米とおいしい水を使った日本酒も全国的に有名です。
北アルプス地域の特産品はどれも全て、冷涼で昼夜の寒暖差が大きく厳しい自然の中で、標高の高い山々からの雪どけ水や豊かな自然を利用しながら、こだわりと熱意をもった生産者によって作られています。


北アルプス山麓ブランドとは
北アルプス地域の農産物のおいしさには、
4つの秘密があります
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おいしさの秘密その1
冷涼な空気と清冽な水
北アルプス山麓の農産物はすべて、3,000m級の山々から吹き下ろす空気と、豊富に流れる雪解け水によって育まれています。肉や魚・野菜はもちろん、お酒や加工品も、冷涼な空気と清冽な水の恩恵を受けて生産されています。
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おいしさの秘密その2
標高が高い
北アルプス山麓の農地はすべて、標高500m以上の場所にあります。
標高が高いと、日差しが強く日照時間が長くなるため、作物の栄養分がしっかりと作られます。また、気温は低いため、作物がゆっくり生育します。ゆっくり生育した作物には栄養がたっぷり蓄えられ、おいしさが凝縮されます。 -
おいしさの秘密その3
昼夜の気温差が大きい
日本のほぼ中央に位置する長野県は、海から遠く、昼夜の気温差が大きいのも特徴です。
気温が低くなる夜間はエネルギーの消耗が少ないため、昼間の光合成で作られた栄養分が作物にしっかりと蓄えられます。 -
おいしさの秘密その4
生産者のチャレンジ
北アルプス地域に生きる人々は、常に厳しい自然と共生してきました。その中で培われた「技術」「創意工夫」や、後世に引き継いでいこうとする生産者たちの「こだわり」「熱意」によって、北アルプス地域の農産物は常においしさと品質が磨かれ続けています。
そんな北アルプス山麓の恵まれた自然環境、人々の熱意により育まれた農産物・加工品を
厳しい基準で審査し、より安心・安全で優れたものだけを集めて認定する制度をつくりました。
それが「北アルプス山麓ブランド」です。
平成18年に認定制度を開始し、現在は地域を代表する農畜水産物や伝統的な
加工品、日本酒、ワインなど、バラエティ豊かな品々が登録されています。







3,000m級の峰が壮麗に連なる北アルプスの麓で、清冽な水と空気のもと、匠の技により丹精込めて作られた品「北アルプス山麓ブランド」。
この地域でしか味わえない珠玉の逸品「北アルプス山麓ブランド」を、是非お楽しみください。
北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会 委員長 宮澤 敏文
認定制度

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物語性
商品コンセプト- 北アルプス山麓地域の自然や文化、伝統等の特性を踏まえ、地域に対するイメージの向上に繋がる物語がある
- 生産、製造等において、環境に配慮した取り組み又は自然条件や自然が持つ機能の活用がなされている
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独自性
- 北アルプス山麓地域以外では生産、製造されていない
- 他の地域で生産、製造される類似の商品と比較して、品質、食味、機能や価値等の面で特筆すべきものがある
- 特許、実用新案、意匠登録、商標登録等の知的財産権の取得(出願)、又は、他にはないユニークな取り組みがなされている
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信頼性
- 生産・製造過程の情報を正しく公開することができる体制が整っている
- 高い品質と安全性を保証し維持・向上するため、生産、製造過程での技術的裏付けや流通過程での信頼性のあるシステム等が整っている
- 関係法令の表示基準を遵守している
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将来性
- 商品に対する今後の事業展開に明確なビジョンが示されている
- 申請者の経験や実績、または、今後の事業展開への意欲等から判断して、将来にわたり安定的・継続的な生産・販売が見込まれる
認定審査員
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委員長
渡辺 好明
新潟食料農業大学名誉学長
元農林水産事務次官 -
副委員長
高野 豊
株式会社高野総本店代表取締役
マスターソムリエ
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委員
横山 タカ子
郷土料理研究家
「おいしい信州ふーど」公使 -
委員
野村 一正
元時事通信社解説委員
元内閣府食品安全委員会委員 -
委員
齋藤 京子
一般社団法人家の光協会理事
NPO法人日本園芸福祉普及協会理事